2018/02/09 藤原邸の日常
暖炉の火が燃えない日
ここ数日、最低気温はマイナスですが、陽が昇ると温度が上って外はわりと温かいです。
古民家の特製なのでしょうか、外より室内の方が温度が低いなんてことがわりとよくあります。
特に、暖炉のある部屋は元々は土間だったからなのか、とてもよく冷えます。
こういう日は厄介なんです。
暖炉が全然燃えません。
温かい空気の方が密度が低く軽い。温かい空気は上に昇って行きます。
暖炉は、この原理を利用して、火を燃やしています。(煙突効果、もしくはドラフト効果)
外の気温が室内の温度より低いと、煙突がどんどん温かい空気を吸い上げるのでよく燃えます。
しかし、外の気温の方が室内の温度より高いと、火がなかなか大きくならず、暖炉内も温まらず、煙突が全然空気を吸い上げてくれません。煙突から空気が逆流して、中で煙がぐるぐる回ることもあります。
寒いのに全然燃えない。
これが、古民家で暖炉を焚く時のジレンマのひとつです。
i pad でさらさらと描いてもらった、藤原邸の暖炉の絵です♪ これはよく燃えていた日のイラストです。
暖炉で沸かしたお湯でいれるコーヒーはとても美味しいです。